2021年3月31日

＊寝屋川市　大屋根　地葺き＊

こんにちは。
事務員の名手です。
昨日は父が入院しているホスピス（緩和ケア）病棟からの着信でドキッ！！
「今日入浴の日で入浴前に血圧を測定すると上が７０という低い数値で、入浴時に何かあるかもしれないので今日は止めておこうか？」と聞くとお風呂を楽しみにしていた父なので「大丈夫やから入りたいとおっしゃっているのですが、いかがさせていただきましょうか？」とのご連絡でした。
初めて聞く低すぎる血圧に命の危険を感じ、とりあえず「すぐに伺いますのでそれまで保留でお願いします」と伝え至急父の元へ。
いつもの様子とは少し違うのはすぐに診てとれました。
これで最後になるかもしれないと思うと、とりあえず食べてがっていた牛丼を食べさせてあげたいと思い買ってから向かいました。
そして食べさせると美味しそうに完食し満足気にしていました。
そして再び血圧を測ると６２と先程より低下しておりまた焦る。
普通は食事をとると血圧は少し上がるのですが今の父の状態は着々と良くない方へ進んでいます。
もう一度父に「血圧が低いけどお風呂どうする？」と聞くとやはり入りたいと。
昔からお風呂が大好きな父は、一週間後の入浴までは待てなかったのだと思います。
ここまでくると父の気持ちを優先してあげたいというのもあり、もしも入浴中に何かがあっても覚悟を決めようと入浴をお願いしました。
段取りをし２時間後に入浴が決まり再度血圧を測ると１０５まで上がっていました。
けれど看護婦さんからは、一応入浴が終わるまで今日はここで待っていて下さいと言われ母と不安な面持ちで父の帰りを待っていると「気持ちよかったわぁ～♡」と戻って来てくれました。
血圧はというと、また７２まで下がりました。
入浴は体力も使い今の父には気持ちよさはあるものの体は悲鳴を上げています。
脳に腫瘍がある父にはもう自分の体がしんどいという信号もきちんと送れていないようです。
それでももうここまでくると父のいう事は全て受け入れ私達家族はただただ覚悟を決める事しかできません。
父の生命力と寿命に逆らわず、日々過ごしています。
そして今日は血圧は７０～８０を行ったり来たりとだんだんこのようにゆっくりと平均血圧も下がって行くのだと感じました。
毎日顔を見て、話せる時に会話のキャッチボールをし、穏やかに父との時間を大切にしたいと思います。
長々と父の経過観察を読んで頂きありがとうございました。
同じような思いをされている方、共に頑張りましょうね。
さて、本日の現場の様子をお届け致します。
今日は寝屋川市で大屋根の地葺きを行いました。